書籍名/発行年月日/著者 | 概要 |
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四国の1000m峰 2012年10月2日 発行 早田 健治(徳島7-0387)著 定価(本体2,800円+税) |
分厚い本を見開いてみると穏やかな稜線が連なり、安堵感と郷愁を覚えるような山々が繰り広げられている。副題に「37年をかけて踏破した四国の1000m峰294座の記録」とあり、当然のことながら山頂の写真を撮るには別の山からのアプローチが必要で、ピークハントが好みの著者は知り尽くした稜線から眺める各々の山を思い浮かべながら撮影されたことだろう。 四国は山国で、総面積の77%の140万haが森林であり、日本の四つの島で一番小さいが、標高1900mを超えるピークが5座、1700mを超えるピークまで含めると33座がこの狭い陸域に集中している。造山や地質、気象と植生が生み出す美しい景観等、山以外に多くの魅力を語ってくれている。一般登山客でにぎわう山は、石鎚山、剣山の2山にほぼ限られ、その他の山では登山者はぐっと少なくなるが静かな山行が楽しめそうである。 写真は大きく紙面の半分を占め、季節ごとの山行を誘うような気持にさせてくれます。 (白木 登(神奈川17-2241)記) A4判/309P。 Amazon(著者出品) |
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