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Forest Instructor Association of Japan

第4回 〜木育マイスターの活躍〜

執筆:工藤森生氏(北海道8-0526)

木育マイスターの素顔

 

 総勢176名の木育マイスターが認定されているわけですが、どんな方がマイスターとして活躍されているのか調べてみました。こちらを参照ください。
 職業は、市町村・教育委員会職員、国有林職員、森林組合・漁業協同組職員、自然環境・林業関係団体職員、博物館職員、塗料メーカー社員、環境アセス関係社員、林業・造材業・製材工場社員、観光牧場社員、木工・家具職人、介護福祉士、養護学校教員、デザイン専門学校教員、幼稚園教諭、保育士、薬剤師、行政書士、建築士、大学生などなど、様々で、会社の社長さんまでいます。
 それぞれの自己PR欄を見ますと、「自分の職業に活かしたい」「社会貢献として」「木の良さを教えたい」など、これも様々ですが、皆さん意欲的です。これが原動力となって活動されているんです。
 何よりも木育マイスターさんたちの活動するときの目線は、お祖父ちゃん、お祖母ちゃんであり、お父さん、お母さんであり、その優しさが子どもたちに通じるのです。そして、活動が終わった後の満足感が、次の活動に向かわせているように思います。

 各地のイベントで木育マイスターが活躍
 
ブックストアーでの読み聞かせイベント
 
ショップモールでの木育イベント
 木育マイスター自らの仕事・活動の中でも木育を活用
 
大工さんの木工教室 
 
自然学校の活動

木育マイスターの活動


(1)活動内容
 木育マイスターは、ある分野(森のこと、木工についてなど)の専門的知識を持ち、企画・コーディネート力のある方々です。学校や団体から依頼があれば、木育プログラムの企画立案や運営実施のアドバイス並びにプロデュースをしたり、自らプログラム行うこともあります。
 実際の活動を行う場所は、森・川・海、造材現場や製材工場、幼稚園や保育園、ショッピングセンターやブックストアー、博物館、ホテル、地下道など、様々場所で行っています。
 活動内容は、苗木づくりや植樹・育樹、紙芝居や絵本の読み聞かせ、木のプールや積み木などの木のおもちゃ遊び、森林散策や森林セラピー体験、マイ箸づくりや木の器づくり、おがこアートや木工アート、ツリーイングや薪割り体験と、あれも木育、これも木育と、多岐にわたります。

(2)人のつながりで活動
 木育マイスターの活動は多彩ですが、一人が全てのことをできるわけではありません。それぞれ得意、不得意があり、出来ないことは、他の木育マイスターに協力してもらい一つのイベントができあがるのです。正に、木育のキーワードである”つながり“で成り立っています。
 木育マイスターのつながりは、研修仲間だけではなく、木育ファミリーや、道を介したり自らの仕事で企業や団体等とも広くつながってきているようです。このような状況は、道としても理想像としてありましたが、こんなに早い時期に形になるとは思っていませんでした。これは、一つに養成研修の成果が確実に実を結んできていること、二つに企業のトップや社員がマイスターとなっており、仕事と結びつけようとする産業化が出来始めていること、三つに、木育が新たな社会貢献の取り組みの一つとして認識されたことなどがこの結果に繋がっていると私は考えます。
 また、地域での木育マイスター同士の組織化が進みつつあります。木育ファミリーの動きに合わせ、木育マイスターが自らネットワーク化を目指すようになってきており、平成25年度は、道南で活躍する木育マイスターの有志により道南支部が発足しました。道北では、旭川市を中心に、道東では釧路市を中心に集まりを持つようになってきています。ここには、中心となる人材がおり、行政が関わらなくても自然発生的に集まる体制が出来ているようです。
 マイスターの人数が集中している札幌市を中心とする道央や縦に長く距離が離れており集まりにくいオホーツク地域は、行政がリーダー役をしなければならないと考えます。しかし、行政があまり関わりすぎるとマイスターの自主性を失わせてしまう可能性もあり、ほどほどを見極める必要があります。

(3)木育マイスターの思い
 木育マイスターは、それぞれが木育に対する思いがあり、それを実現したいという気持ちがあるから自ら動くことができ、そして「仲間がいる」「支援してくれる人がいる」だから木育活動が実現できるのです。
  しかしながら、木育マイスターの方々が自主的に動いていただいている本当のところは、木育活動が好きで、楽しくて、面白いからに他ならないと思います。イベントの手伝いをしている私が、マイスターと参加者の笑顔を見るたびに実感しています。
 このように木育は、木育マイスターの方々や木育に関わる人の思いをのせて広がっているのです。ここで、木育マイスターの声を紹介します。

問い:なぜ、木育?
・地域を見つめる視点の一つとして。    
・未来のこどもたちのために
・だって、素敵じゃありませんか。     
・”魂”
・五感を育てる底力があります。      
・森や木の気持ちをたくさん伝えたい。
・生物多様性を保存したい。そのための、僕なりの方法です。
・だって、おもしろいんだもん。      
・私のできることから。
・みんなの”笑い”をひきだすために。   
・この一人の子どもの笑顔のために
・たくさんの不思議と出会いたいから。   
・田舎の夢を語る。
・人生であり、それを伝えることは使命。  
・息子のためにも。

次回は、動き始めた企業の木育の取組について紹介いたします。


続き

第5回を読む

北海道から広がる「木育」の輪の続きはこちらから


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