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Forest Instructor Association of Japan

Newsを考察

2020年11月 コロナ禍における地方暮らしへの関心の高まりを考える

コロナ禍の在宅勤務増や3密回避などライフスタイルの変化をうけて地方暮らしへの関心が高まっているそうです。そこで、この現象について少し考えてみたいと思います。

■長野県では転入が増加
長野県では首都圏からの転入者の増加傾向がみられ、首都圏への転出超過が増える3月を除く4月から8月の5カ月間では、昨年が12人の転出超過であったのに対し、今年は750人の転入超過となっているそうです。また、長野県内での生活や勤務を試す補助事業への応募も過去最多とのこと。政府が始めた地方分散に向けテレワークや企業の拠点誘致などの支援を活用しつつ、各地域での主体的な取り組みの大切さが指摘されています(参考文献1)。

■高まる地方活性化への期待
長野県で見られる傾向は林野庁「令和元年度『森林サービス産業』緊急対策事業」で実施された「新しい日常における森林活用の意向調査」でも表れているそうです。3密を避けた屋外活動の関心は5割を超え、森林の活用や農山漁村の活性化などを見据えたポストコロナ時代への山村からの森林レクリエーションなども含めた新しいライフスタイルに関する情報発信が必要とされています(参考文献2)。

■持続性を持たせることが大切
都市部への人口集中を抑制する動きは、人口バランスの均衡や地方の活性化という点では良いことではないかと思います。これまでもいろいろな検討がなされる中で都市部への一極集中が止まらなかったことも事実ですので、今回の動きがコロナ後も継続していると良いと思います。そのためには、地方生活のトライアルなどの枠組みを活用しつつ、都市や地方のそれぞれの良いところや難しいところを相互に理解してバランスを保つことできると良いかもしれません。

■まとめ
コロナ禍の中、Web会議は各家庭に浸透しつつあると思います。このような場所が離れていても人がいつでも簡単に繋がって話ができる環境をうまく活用し、都市と地方という2極にならない人のつながりができると良いですね。私たち森林インストラクターも全国の広いネットワークを活用して、地方と都市部をつなぐことに少しでもお役にたてると良いと思います。


参考文献1:信濃毎日新聞社説「『脱東京』と信州 地方回帰の流れを太く(2020年10月5日)」(2020年10月18日閲覧)
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20201005/KT201002ETI090009000.php

参考文献2:森林サービス産業プロモーション共同企業体「新しい日常における森林活用の意向調査(2020年9月11日)」(2020年10月20日閲覧)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000063944.html





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