書籍名/発行年月日/著者 | 概要 |
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木を知る・木に学ぶ なぜ日本のサクラは美しいのか? 2015年8月1日 発行 石井 誠治(東京7-0368)著 定価(本体800円+税) 発行:山と溪谷社 ISBN9784635510059 |
石井誠治氏の著作は、「都会の木の花図鑑」(八坂書房)、「樹木ハカセになろう」(岩波書店)、「大人の樹木学」(洋泉社)に続く著作。前著と合わせ、氏の樹木に対する一貫した強い思いが伝わりますが、本書では、特に13種の樹木を取り上げて解説しています。 サクラからウルシ、ツツジ、イチョウ、ブナなど、森林インストラクターとしてよく話題にする必須の樹木であるということだけではなく、これらの木をとおして、日本に生まれ、育ったことを意識することができる大切な樹種として、著者が選び、語っていることに着目できます。 すなわち、木とのふれあいが薄れていく高度成長期以降の時代の中で、縄文時代から築いてきた森の民としての文化が、今、足元から崩れてしまうという危機感を共有してほしいという著者の願いを読み取りたいと思います。 (寺嶋 嘉春(千葉3-0025)記) 新書判/224P。 |
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