森林インストラクターとは、森林を利用する一般の人に対して、森林や林業に関する知識や技術を伝えるとともに、森の案内や森林内での野外活動を行う者です。
森林インストラクターの資格制度は、いわゆる環境教育等促進法の「人材認定等事業」として、一般社団法人全国森林レクリエーション協会が実施する試験に合格し、登録すると付与されます。
森林インストラクターは、「森の案内人」です。自然や森林のしくみ、森林づくりと林業、森林内での活動、教育の方法、安全対策などについて知識と技術を持っており、森を訪れる皆さんが、心地よく過ごし、楽しみ、感じ、森林や樹木とその役割についてを深く知ることができるよう、さまざまな活動を通してお手伝いをします。
※森林インストラクター資格試験は「(一社)全国森林レクリエーション協会」にて実施しています。当協会(日本森林インストラクター協会)は森林インストラクター有資格者による団体で、全国森林レクリエーション協会とは別団体です。資格試験については、「(一社)全国森林レクリエーション協会」まで直接お問合せください。
お問合せ内容 | 実施組織 | 連絡先 |
●森林インストラクター資格試験の申込・問合せ ●森林インストラクター養成講習テキストの購入 ●森林インストラクター養成講習の申込 ●森林インストラクターの登録更新 |
全国森林レクリエーション協会 | TEL:03-5840-7471 FAX:03-5840-7472 |
■森林インストラクター資格試験問題例集の購入 ■日本森林インストラクター協会(全国会/FIJ)への入会 |
日本森林インストラクター協会(当協会) | TEL・FAX:03-5684-3890 |
参考テキストは(一社)全国森林レクリエーション協会から販売されており、また、任意受講の講習会も毎年開催されます。日本における森林、林業についての第一人者がこれらのテキストの執筆や講習会の講師をされており、講習を受講することは貴重な勉強の機会といえます。
この講習は、会場とオンライン(ライブ配信)により開催しています。
令和6年度の養成講習の日程は以下のとおりです。
講習T:5月11(土)〜13(月)、5月25日(土)〜5月27日(月)、6月15日(土)〜16日(日)
※オンライン講習は5月13日(月)の代わりに6月1日(土)
受付:4月1日(月)〜4月30日(火)
講習U:8月10日(土)〜17日(土)
※オンライン講習は8月12日(月)の代わりに8月31日(土)
受付:6月1日(土)〜7月31日(水)
詳しくは、(一社)全国森林レクリエーション協会のホームページをご覧下さい。
過去の資格試験の問題例は、一般社団法人日本森林インストラクター協会(当協会)が、森林インストラクター資格試験に出題された問題例集とその解答例をとりまとめた『森林インストラクター資格試験問題例集
& 解答例』として発行しています。
現在、平成19年度以降の問題例集と解答例を単年度ごとに編冊して発行しています。
平成20年度以降の問題例集には、その年の合格者の合格体験記が掲載されていますので、こちらも試験準備の参考になると思います。
新たな年度の問題例集は、例年、3月から4月の始めに発行しています。
過去の問題例集を勉強することにより、試験の出題傾向と回答方法などがわかります。是非お手に取ってご覧ください。
ご購入を希望される方はこちらから。
2022(令和4)年度版の問題例集を発売中!
事務所においでになり、直接ご購入いただくことも可能です。
(原則として、平日10時から17時。事前に電話でご連絡いただくと確実です)
*** 正誤表掲載のお知らせ ***
問題例集の正誤表はこちらに掲載しております。
各地域の森林インストラクター会が主催する養成講習が行われています。
詳細は、地域会のHPをご覧ください。
■2024年度の講習会
森林インストラクター東京会主催「森林インストラクター資格取得支援講座」が開催されます。
日程:3/31(日)〜8/25(日) 全9回
大阪森林インストラクター会主催「第26回:森林インストラクター養成講座2024」が開催されます。
日程:6/2(日)〜9/1(日) 全10回
千葉県森林インストラクター会主催「2024年度森林インストラクター資格試験受験支援セミナー」が開催されます。
日程:6/5(水)〜8/21(水) 全8回
■2023年度の講習
高知県森林インストラクター会主催「令和5年度高知森林インストラクター養成講座」が開催されました。
日程:7/23(日)〜2/25(日) 全7回
詳細については、主催団体にお問合せください。
資格試験は4科目ありますが、中心となる科目は、「森林」と「林業」です。
森林インストラクターとして活動するためには、「森林」と「林業」に関する知識や技術について理解し、子どもたちや一般の方々に楽しくわかりやすく伝えることが必要です。
「森林」 試験時間:80分
森林生態、森林の遷移、森林の機能、日本の森林、樹木、地球環境と森林、森林内の動物・野鳥・昆虫・キノコ、森林についての歴史や文化などが範疇になります。
「林業」 試験時間:80分
人工林の施業技術、森林土壌、伐採・搬出、森林や林業に関する法律、山地災害、治山、山村振興、木材の性質、木材加工、特用林産物の生産利用、林業・林産業の動向などが範疇になります。
「森林内の野外活動」 試験時間:60分
野外活動全般、キャンプ、登山、ネイチャークラフト、野外でのゲームなど野外活動全般に関するテーマが範疇になります。
「安全及び教育」 試験時間:60分
自然の中での危険を回避する技術、救命救急、自然保護の理念、日本人の自然・森林・樹木・木に対する文化、活動の企画、伝え方などが出題の範疇になります。
4科目のすべてについて、5年以内に合格点(6割以上と言われています)を取ることが一次試験の合格の条件です。
1度に全ての科目に合格する必要はないため、数年に分けて合格を目指す方法もあります。
また、選択式の問題のみならず、記述による回答が求められる問題も多く(○○について300字以内で述べよ等)、文章をまとめる力も求められます。
自分の得意分野から、無理をせず着実に勉強を進めてください。そして、試験当日は少しでも多く自分が学んだ内容を書いて解答用紙を埋めてください。白紙では点が取れません。
当協会としては、一日も早く、一人でも多くの方が、森林インストラクターの資格を取得され、共に活動しながら、より深く学んでいきたいと考えています。
よく、このような質問を受けることがあります。
率直にお答えしますと、試験に合格して資格を取得するとすぐにいろいろな仕事の要請がくるわけではありません。地域での活動や先輩の森林インストラクターの活動を見聞きし、自ら、積極的に活動することにより、様々な仕事につながることはあります。カルチャーセンターやイベントでの講師や学校や教育委員会からの要請による出前授業を継続的に引き受けている森林インストラクターもいます。
日本森林インストラクター協会(FIJ)から会員の方に仕事を依頼することもありますが、一定の技術実績があることが知られている方が優先されることは否めません。まずは、いろいろな形で場数を踏んでいくことが必要です。
FIJとしても、森林インストラクターの活動の場を確保し依頼するほか、このような仕事で必要なスキルアップについて、研究研修活動を各地で実施しています。
FIJの活動内容については、こちらをご覧ください。
FIJへの入会については、こちらをご覧ください。
〒112-0004
東京都文京区後楽1-7-12
林友ビル6階
TEL/FAX 03-5684-3890
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